歯科恐怖症でも安心な東京日本橋の歯医者さん

東京日本橋の歯科医院 |北川デンタルオフィス

 03-3272-7877

月曜~金曜 9:30~18:00/月2回土曜日 9:30~17:00

〒103-0027 東京都中央区日本橋2丁目2-8−東京風月堂日本橋ビル7F

かみ合わせ 歯を維持する方法

歯並びの良し悪しは歯の長持ちと関係するか?

歯並びの良し悪しは歯の長持ちと関係するか?

私たちは食事をするときに歯(義歯)を使います。
多くの人がご自身の歯がどのような仕組みで噛み合っているか知らなくとも当たり前のように噛んで食べています。
実は理想的な歯並びを持っている方は少数派で、大多数の方は多かれ少なかれ歯並びがよくありません。ということは、大多数の方は歯並びがよくなくとも、食べるということに関して日常的に不自由を感じている方は少数派とも言えます。(ここでは見た目の歯並びに関する関心は一旦置いておきます)
なぜなら、成長発育と共に獲得した歯並びは自分にとって当たり前だからです
では、質問です。歯並びの良し悪しに関係なく、毎食後に歯を丁寧にしっかりブラッシングして、定期的に歯医者さんでもクリーニングを受けていたら生涯、自分の歯を失うことはないのでしょうか?

歯を失う原因は何が多いか?

日本では80歳で20本以上の歯を残そうという運動があります。(8020ハチマルニイマル運動)この財団が永久歯をうしなう原因を調べています。

「平成30年(2018年)の第2回永久歯の抜歯原因調査」(出典:公益財団法人8020推進財団)https://www.8020zaidan.or.jp/pdf/Tooth-extraction_investigation-report-2nd.pdf
歯を失う原因は、
①歯周病(37.1%)
②虫歯(29.2%)
③破折(17.8%)
と続きます。
歯周病と虫歯はいわゆるばい菌が主原因です。つまり歯の隙間に残った食べかすを細菌が餌にして歯垢を作る、歯垢内の虫歯菌が酸を出して歯を溶かし、歯周病菌が毒を出して骨を溶かすのです。
では「破折」はどうでしょうか。これは歯にヒビが入り、やがては根っこごと割れてしまい抜歯に至ることです。いきなり割れるわけではありませんが、虫歯で神経を失って時間が経った時、非常に強い歯ぎしりや噛み締めが長年続いた時など力のストレスがかかり続けたときに起きやすいと言えます。

歯並びの良し悪しとは?

歯並びの良し悪しといっても色々な見方がありますので、ここでは皆さんにもわかりやすい分類で考えたいと思います。
矯正歯科の祖であるアングル先生が考案したアングル分類という不正咬合の分類があります。
人を横から見たときの歯の前後的位置関係から大きく3つに分類しました。
Ⅰ級 前後的に正常(乱ぐい歯など)
Ⅱ級 上顎が下顎より前方(いわゆる上の歯が出ている傾向)
Ⅲ級 下顎が上顎より前方(いわゆる受け口傾向)
芸能人で言うならⅡ級は明石家さんまさんでⅢ級はアントニオ猪木さんというとわかりやすいかもしれません。
力学的にはⅠ級が最も安定しています。
Ⅱ級、Ⅲ級では前後的にズレが大きくなればなるほど力学的には不安定になります。

8020運動達成者の歯並びはどうか?

8020運動を達成した方の歯並びを調べた研究があります。
良い咬み合わせで自立したシニアへ-8020推進財団
https://www.8020zaidan.or.jp/member_magazine/pdf/magazine_vol14/76-101.pdf

8020達成者の口腔内模型および頭部X線規格写真分析結果についてA study of model and cephalograms in elderly persons over 80 years old with at least 20 teeth
https://ci.nii.ac.jp/naid/110004015638

東京歯科大学矯正歯科の茂木先生らが千葉市、文京区で調べたものです。
地域差がありますが、結論ではⅠ級が40.4%、52.4%と最も多くⅡ級で21.2%、20.7%、Ⅲ級は1.9%、3.7% 他は歯の喪失もあり判定不可が36.5%、23.2%となります。
Ⅲ級の方は軽度の不正咬合であり、Ⅱ級の1種である開咬(オープンバイトと云って前歯が全く噛まない)は0%。
歯列は上下左右的に対称。この研究から様々な考察がされています。
お若い時分には一般的に歯科ではまだ過剰とも言える治療も多々あった時代であったと推察します。
その中で歯が20本以上残っているのは、かみ合わせが良い人は歯が長持ちしやすい、歯並びが前後的にズレが大きい人は歯を失いやすい傾向があるとも言えるでしょう。

不正咬合に加わると相乗効果で歯に悪影響を与える癖とは?

上記にあげた不正咬合では前後的にズレがある場合に問題が起きやすいのではないかと推測しましたが、ここに歯ぎしり、噛み締めなどの無意識の癖が加わると力学的なバランスはさらに悪化し、歯の喪失を早めることに繋がります。

まとめ

・歯並びの良し悪しは歯の長持ちと関係する可能性が高い
・虫歯や歯周病の予防、早期治療は前提として大切
・力学的なバランスを悪化させるのは歯ぎしりや噛み締めなどの無意識の癖
・毎日の歯磨きなどのケア、歯医者さんでも定期的なケアも大事

痛みが取れない、虫歯や歯周病が起きやすい方は不正咬合でズレが大きい方、歯ぎしりや噛み締めの癖が強い方などが多いように見受けられます。

大人は歯並びが変わらないわけではなく、口呼吸や舌の癖、猫背巻き肩などの姿勢、噛み癖などで変化します。
一生、自分の歯で食べるためには、可能なら矯正治療による歯並びの改善、出来なくても歯ぎしりや噛み締めからマウスピースなどで歯を守ること、姿勢の維持など取り組めることを増やして継続することが大切と言えます。

お気軽にご相談ください。

北川デンタルオフィスでは、歯の悩みを抱えている人々が最後にかかる歯医者を目指しております。精度の高い技術と1回の診察に最低60分のそれぞれのお悩みを解決するオーダーメイドの治療プランで満足度の高い治療を行います。


院長の歯科恐怖症への取り組みの動画をアップしました。当院にご来院の方の大半は、歯科恐怖症の方です。

■料金の目安

■初診(60分)
簡易診査、写真撮影(必要に応じてX線撮影)、カウンセリング :15,000円(税別)

■歯科ドック  :25,000円(税別)
■応急処置 :3,000円~(税別)

-かみ合わせ, 歯を維持する方法
-

Copyright© 東京日本橋の歯科医院 |北川デンタルオフィス , 2024 All Rights Reserved.